芝山の人物展 桜井静と木内重四郎 

       

  ただいま、芝山の人物展「桜井静と木内重四郎」を開催しています。はにわの博物館とテーマは異なりますが、当館ではこれまで芝山町史編さん事業も行ってきましたので、その成果を発表するものになります。11月20日(日)には、成田山霊光館の矢嶋毅之氏による「桜井静と自由民権運動」と題した講演会を実施しました。桜井のおおきな功績は、明治12年6月に国会開設を求めて「国会開設懇請協議案」を全国の県会議員らに一万枚送付したことです。この協議案は各地で話題となり賛意を示す県会も現れ各地の民権運動に大きな影響を与えました。講演会では、協議案の内容、幹義郎の「詠帰堂日記」にみる桜井提案への対応と交流の様子、総房共立新聞の意義などについて、史料を丁寧に読みこみながらお話をいただきました。あらためて、桜井の行動力の凄さや人物像を知ることができました。

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