HOME > 展示紹介 > 企画展『しばやま鉄道ものがたり〜軽便鉄道・幻の鉄道・芝山鉄道〜』



桜井静と木内重四郎

2013年度企画展

「しばやま鉄道ものがたり〜軽便鉄道・幻の鉄道・芝山鉄道〜

◎展示期間:平成25年11月9日(土)〜平成25年12月23日(月)

主催:芝山町教育委員会/成田国際空港株式会社
協力:芝山鉄道株式会社

※企画展は終了いたしました。
沢山のご来場ありがとうございました。


開催の趣旨

 芝山町と鉄道の関わりは、明治20年に東京と銚子を結ぶ総州鉄道が芝山を通過するルートで計画されたことに始まります。これは実現しませんでしたが、明治44年に軌間60センチの軽便鉄道・千葉県営鉄道多古線が千代田地区を横断して走り、町域初の鉄道となりました。ところが、軽便鉄道を引き継いだ成田鉄道多古線は、昭和19年に資材の供出により廃線となり役割を終えました。また、大正時代から昭和初期には鉄道建設ブームの中で、東京・成田・芝山・松尾を結ぶ東京成芝電気鉄道が計画され免許が交付されますが、実現せず幻の鉄道となりました。

 こうして戦後しばらくの間は、町域は鉄道とは縁の無い状況となりますが、昭和41年に成田空港建設が持ち上がると、町では鉄道建設を要望します。そして、平成14年に東成田駅と芝山千代田駅間の2.2キロを結ぶ芝山鉄道が開通しました。現在、引き続き町中心部への延伸を要望しています。

 本企画展では、このような芝山町の鉄道史を資料と写真をとおして振り返ります。現代において、鉄道は、生活・観光・産業などまちづくりと密接なものがあります。芝山町はこれまで必ずしも鉄道に恵まれた町ではありませんでしたが、どのような思いで鉄道を要望し利用してきたのか、未来のまちづくりに鉄道をどう位置づけていくのかを考えるきっかけとなれば幸いです。

展示構成

桜井静

「千葉県鉄道敷設意見書」(明治20年)

「県営鉄道多古線停車場設置願」(明治43年)
「県営鉄道多古線使用の鉄製枕木」
「県営鉄道多古線・八街線時刻表」(大正3年)
「県営鉄道多古線各駅写真の絵葉書」
「千代田駅前再現ジオラマ」(昭和10年頃) 
「停車場部落協議事項」(大正15年)
「成田鉄道千代田駅発行の切符」(昭和9年)
「成田鉄道沿線名所案内」(昭和10年頃)
「成田鉄道車内発売乗車券」

「成田芝山電気鉄道免許線路図」
「東京成田芝山電気鉄道成田松尾間免許譲渡申請書」(昭和3年)
「成芝急行電鉄株式会社事業計画書」(昭和4年)
「成芝鉄道敷設免許申請書」(昭和5年)
「成芝鉄道予測線路平面図」(昭和5年) 

「鉄道事業免許状」(昭和63年)
「芝山鉄道線着工記念品」(平成10年)
「芝山鉄道開業記念切符・パンフレット」(平成14年)






関連行事

■講演会■
平成25年11月24日(日)14時〜
「芝山をめぐる鉄道噺」
白土貞夫氏(佐倉市史編さん委員・鉄道友の会参与)


博物館プロフィール


芝山町立芝山古墳・はにわ博物館
■ 開館時間 午前9時〜午後4時30分
■ 休館日 月曜日及び祝祭日の翌日
 
昭和63年開館。千葉県内から出土した埴輪や古墳時代の生活や技術を分かりやすく紹介。


※催し物の展示品の一部が異なることがあります。
ご了承くださいませ。


企画展やイベントは定期的に開催しとるぞ。他にも家族で参加できる歴史体感イベントもあるぞ。
イベントカレンダーを見る

展示紹介のページはこれで終わりです
はにわ祭のページへ

次のページへ

歴史年表ことば辞典

第1展示室


第2展示室


第3展示室
古墳から寺院へ
考古学研究所


展示品紹介


企画展
└しばやま鉄道ものがたり


学校教育関係者の皆様へ