第32回はにわ祭

2014年11月9日(日)に『第32回はにわ祭』が開催されました。

未明からパラパラと小雨が降っていましたが、
「降臨の儀」が始まるAM9時頃には雨も止み、
殿塚・姫塚古墳に古代人が降臨しました。

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芝山町の広大な敷地を使って行われるこの「はにわ祭」は、
古代の衣装を身にまとい、心身を清め、わだかまりを捨て、
現代に現れた古代の神々として登場する人々を、
感謝と尊敬の気持ちで迎えます。

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目のまわりや頬に赤いお化粧をしているのは、古代人が顔に赤い色を塗ることによって、魔をよけ、再生を願っていたと考えられているためです。
実際に赤い粉飾を施された埴輪が出土している事から、はにわ祭の復元メイクに取り入れています。

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引き続き、芝山仁王尊にて歓迎の法要を行う「交歓の儀」が執り行われました。
芝山仁王尊 観音教寺(正式には天応山観音教寺福聚院)は、奈良時代の天応元年(781年)に藤原継縄により創建された由緒のある古寺です。
千葉県指定有形文化財の観音教寺三重塔前で僧侶によるお出迎え、国造(くにのみやつこ)の挨拶、巫女の舞、白枡粉屋踊りなどが披露されました。

「白枡粉屋踊り」は芝山町白桝が発祥の地です。
「おいとこそうだよ…」という歌いだしで始まる歌にあわせて「エンヤホイ」と掛け声をかけながら踊ります。
歌詞の内容は、器量よしで評判の白桝村の粉屋の娘、おさよの婿になりたいものだ、と歌っています。

その後の「行列の儀」では、「子ども会はにわみこし」などがお目見えしました。

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芝山仁王尊から芝山公園へ向かう道中にある「はにわそば」では、
今年も「芝山そばの会」による手打ち蕎麦の実演がなされていました。
お店の裏手からは蕎麦を茹でる湯気がもくもくと上がり、その匂いに誘われたくさんのお客様が駆けつけていました。

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隣の芝山公園駐車場ではミニSLが子ども達を乗せて走っていました。
こちらは芝山鉄道(株)の協賛により無料で運行。
ミニSLから蒸気が上がると子ども達はとても喜んでいました。

山武警察署のブースでは、子ども用ミニ警官服を試着出来たり、
白バイと一緒に写真を撮れるコーナーが設置されていました。

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芝山公園駐車場から博物館に続く道中では、地元産品卸売りや露天で賑わっていました。
やきそば、お好み焼き、りんご飴、地元で取れた大根に、柿、お花、焼き芋などなど。

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博物館では「火起こし・勾玉づくり体験」と「古代チーズの試食」を行いました。
古代のチーズは「酥(そ)」という牛乳から作った古代の乳製品で、
ほのかな甘みと酸味があります。
はにわ祭の前日に、博物館と友の会のスタッフが協力して、
生乳をこげつかないように長時間煮詰め、水分を取る作業をして作り上げました。
お味はいかがだったでしょうか…?

また、当日は博物館を無料開放。朝から沢山の方が訪れました。

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博物館前で行われた「火起こし体験」も多くの方に参加していただきました。
何もない所から火を起こすには忍耐力と経験が必要です。
最終的には子どもよりも大人の方が夢中になってしまうケースが続出…?

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また今回はAKB48の永尾まりやさんが特別ゲストとしてはにわ祭に参加しました。
大勢の報道陣やファンの方々が詰めかける中、博物館の前で記念写真を撮影しました。
メインステージでも「しばっこくん」や子ども達と一緒に「恋するフォーチュンクッキー」を踊り、会場を盛り上げてくれました。
来年1月から「観光親善大使」に就任することも決まり、芝山町の顔として活動する予定だそうです。
楽しみですね。

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芝山公園入り口付近では、現地でお米を炊き、杵でつかれたお餅を求めて長蛇の列が出来ていました。
他にも、ゆずの風味が特徴の「おさよ麺」や、うめぇ〜にキマってっぺ!の旗がかかげられた「芝山の米」を使ったおにぎりなどが人気でした。

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芝山公園のメインステージでは、朝から様々なショーが披露されました。
こちらにもソーセージや唐揚げ、飴細工などの露天や、しばっこくんTシャツ販売ブースなどがあり、多くの方々がご飯を食べたりショーを見たりと楽しんでいました。
旧薮家の保険推進員コーナーでは、ひじきとひき肉を使った健康食とキシリトールの飴が振る舞われました。
「酪農組合」による牛乳などの無料配布もありました。

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「歓迎の儀」もメインステージにて行われました。
国造(くにのみやつこ)の挨拶では「現代人は情報にかまけ、なにか大切なことを忘れていないか」と、とても心配されていました。

古代人は現代人に知恵と心の豊かさを授けてくれました。
現代人は未来人のために、これを繋げていかなければなりません。
今後も古代と現代をつなぐ「はにわ祭」にご期待ください。

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