菊間国(きくまのくに)の古墳

◎市原市北部の古墳

村田川流域を中心とする小地域で,下流域北岸の一部,千葉市の一部を含むが,養老川北の市原市の北部がこの中心域である。
 北岸の千葉市域にある大覚寺山古墳は古墳時代前期前半の古墳と考えられる。続いて下流域南岸の菊間古墳群を中心として首長墓の築造が認められる。
 新皇塚古墳,大厩浅間様古墳,北岸の七廻塚古墳などは,前期後半から中期の古墳と考えられる。
 その後,北野天神山古墳,姫宮古墳,東関山古墳など首長層の古墳が築造された。
 近年,ちはら台団地の造成に伴って草刈古墳群などの多くの古墳が調査された。草刈古墳群は,100基以上の大規模なものであったが,一部が公園として保存されている。
 成武天皇の世に,大鹿国直が国造に定められた。

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